真人网娱乐平台_888真人娱乐网址

图片

グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ


真人网娱乐平台_888真人娱乐网址@?公開講座

公開講座実施報告(2023)


11月3日 文化の日に、中島たい子氏公開講座 「脚本?エンタメ?純文学 and more. 『作家に聞く! 創る愉しみ&ちょっと言えない裏話』」を開催しました。

11月3日の文化の日に、脚本家で小説家の中島たい子さんを講師に招き、公開講座「脚本?エンタメ?純文学 and more. 『作家に聞く! 創る愉しみ&ちょっと言えない裏話』」を開催しました。
 講座は、中島さんを中心に、文芸評論家で明治大学文学部教授の伊藤氏貴氏がモデレーター、本学文芸文化学科の松永修一教授がコーディネーターとして登壇し、約100人の参加者を前に鼎談形式で行われました

 前半は、中島さんが小説家としてデビューするまでの経歴を中心に講演。大学の建築学科から美大へ進み、卒業後に放送作家、脚本家としてドラマや映画の現場での仕事を経て、2004年に「漢方小説」で第28回すばる文学賞を受賞して小説家としてデビューするまでの経緯や、それぞれの仕事に対する思いなどについてお話しされました。「放送作家として、テレビのチャンネルを変えさせないために人を飽きさせず、話の流れをどのように運んでいくかを学んだ。それが小説の執筆に生きている」と振り返りました。
 そして、後半は、本が出版されるまでのプロセスを細かく紹介。タイトルのつけ方や校正のやり取りについては、実際に編集者が「赤入れ」した原稿(赤色のペンや鉛筆で間違い箇所に訂正指示を書き入れたもの)をスクリーンに映し、作品ができるまでの過程について伝えました。さらに、表紙の決定や冊子の帯についてなど、本が書店に並ぶまでの普段なかなか聞くことができない作家の仕事の裏側を披露していただき、会場の来場者たちは興味津々に聞き入りました。

 また、中島さんは、小説を書く際のヒントとして、「ノンフィクションを集めて、フィクションを創る。レストランでの周りのお客さんの会話や行動が何より面白い」と日常の中からアイディアを探していると明かし、「書くと違う自分が発見できるし、自分の好きなことも再確認できる。ぜひ皆さんにもストーリーを書いてほしい」とメッセージを送りました。

講座に参加した学生たちと


10月7日(土)に、人間福祉学科 公開講座「子どもの夢と元気を育む地域の居場所づくり」を開催しました。

 本学人間福祉学科?ボランティアセンター共催の公開講座「子どもの夢と元気を育む地域の居場所づくり」が10月7日(土)に開催されました。
 講師にNPO法人フリースペースたまりばの理事長、西野博之氏を迎え「子どもがありのままの自分で過ごせる、共に学んで育ちあう居場所の持つ力」についてお話を伺いました。
 西野氏は37年前から不登校?ひきこもりの子ども?若者の居場所づくりに関わり、1991年に川崎市高津区で「フリースペースたまりば」を開きました。2001年に施行された「川崎市子どもの権利に関する条例」の策定に携わるなど、多方面で子どもの居場所づくりに尽力されています。昨年公開されたドキュメンタリー映画「ゆめパのじかん」、NHK番組「ドキュメント72時間」等にて紹介された子どものための施設「川崎市子ども夢パーク」では15年間所長を務められ、現在は総合アドバイザーに就任されています。

 はじめに「子ども夢パーク」で子ども達が自由に過ごす様子を紹介した動画が流れた後、西野氏からは、小学校1年生から中学3年生までで一番いじめが多い学年は小学2年生、10歳から39歳の各年代の死因の第一位は「自死」であること、日本の子どもは身体的幸福度が先進国の中で1位の反面、精神的幸福度は38位中37位と、メンタル面での不調を訴える子どもが増えている危機的な現状が語られました。

 続いて「川崎市子どもの権利に関する条例」を具現化する施設である「子ども夢パーク」の設置に向けた当時の動きや、実際に利用している子ども達の事例を紹介。子どもたちが自分の責任で自由に遊ぶ居場所としての「プレーパーク」や、日本で初めて設置された公設民営のフリースペース「えん」での、多様な背景を持つ異年齢の子どもたちが混ざり合う、インクルーシブな場の必要性について説明しました。「子どもたちは『だいじょうぶ』という大人のまなざしに包まれると自然と自立し歩き始める。“生きてるだけですごいんだ!”と地域の大人が子どもに伝えるだけで充分なんです」と、熱を込めて話されました。

生き生きと遊ぶ子どもの姿が映し出されました

西野氏のお話に聞き入る参加者

熱心にメモを取りながら聴講する参加者も

コーディネーターの佐藤陽教授

最後に、「子どもの夢と元気を育む居場所を作る際、まず私たちおとなが幸せでいる必要があります」と伝えて講演を終了されました。

8月5日(土)に、幼児教育学科 公開講座「これからの保育を考える 子ども主体の保育とは」を開催しました。

 本学幼児教育学科企画の公開講座「これからの保育を考える 子ども主体の保育とは」が8月5日(土)に9417教室で開催され、約200名が参加しました。
 本学幼児教育学科の上垣内伸子教授が講師を務め、「子ども主体の保育」をキーワードに、世界の保育動向をふまえながら、これからの保育の展望について講演していただきました。

 はじめに「なぜ私たちは子どもに心惹かれるのだろう?」と会場に問いかけ、自分を素直にさらけ出す姿や新しいものに出会った時の表情に引き込まれること、さらに子どもから人間について学ぶことができると話しました。続いて、「子ども基本法と子どもの権利条約」を読み解き、質の高い幼児教育?保育は子どもの当然の権利であること、またこれからの保育には「主体的に生きることを支える」必要があることをあげました。
 また、本学附属幼稚園の園児たちがリレーで遊ぶ動画を上映し、その遊びの様子に、子ども主体の保育に不可欠な「主体的であることと相互を尊重すること」が現れていると説明しました。
 最後にこれからの保育が目指すものとして、「共生」「相互尊重」「共創」をキーワードにあげ、「子どもの心に平和の種を撒くのは、保育室から」と講座を締めくくりました。

 講演後は、受講者からの質問を、コーディネーターである同学科の向井美穂教授が上垣内教授に投げかけ、「保育者の距離感」、「遊びの主体性」、「経験を積むことで寛容になれるのか?」「保育者の主体性」などについて質疑応答が行われました。

講師の上垣内伸子教授

いないいないばあ!で和んだ会場

メモを取りながら聴講する方も多くいました

会場からの質問を受ける向井美穂教授